【保存版】ジャガイモの基礎知識まとめ|種類・栄養・毒・保存方法まで解説!

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どうも、アイスと申します。

今回は、身近だけど意外と知らない「ジャガイモ」について、
栄養・品種・保管方法・毒性など幅広くまとめました。


芋類ってなに?

芋類とは、根や地下茎が肥大化して、デンプンなどの栄養素を蓄えた植物の部分です。
穀類と同じく、エネルギー源(炭水化物)となるのが特徴で、次のような栄養を含みます。

  • デンプン(主成分)
  • ビタミンC(比較的多い)
  • カリウム(むくみ対策にも)

主な芋類には以下の3つがあります。

  • ジャガイモ
  • サツマイモ
  • 山のいも類(長いも、自然薯など)

ジャガイモってどんな食材?

ジャガイモの和名は「馬鈴薯(ばれいしょ)」といい、用途によって大きく3つに分けられます。

分類用途主な産地
生食用一般家庭向け(カレー・肉じゃがなど)全国(北海道が主)
加工用ポテトチップス・フライドポテトなど北海道など
デンプン原料用片栗粉、はるさめなど北海道のみで生産

日本のジャガイモ生産量の約80%は北海道で、そのうち半分がデンプン原料用です。


ジャガイモの「毒」に注意

ジャガイモの芽や緑色になった部分には、ソラニンなどの天然毒素が含まれます。

  • 未成熟の小さい芋
  • 傷のある芋
  • 光に長時間さらされた芋

これらはソラニンの量が多くなる傾向があり、食中毒の危険性があります。
実際に、小学校で育てたジャガイモを食べて集団食中毒が発生した事例もあります。

対策:芽はしっかり取り除き、緑色の部分は厚めに皮をむびましょう。


ジャガイモの主な品種と用途

ジャガイモにはさまざまな品種があり、用途によって最適な品種が異なります。

生食用(家庭料理向け)

品種特徴
男爵(だんしゃく)ホクホク・崩れやすい/コロッケ・粉ふきいも向け
メークインねっとり・煮崩れしにくい/煮物・カレー向け
キタアカリ甘み強め・男爵系/マッシュポテトに最適
ニシユタカなめらかで味が良い/万能型

※もっとも流通しているのは男爵いもです。

加工用(業務用)

品種特徴
トヨシロポテトチップス向け・加工適性が高い
ホッカイコガネフレンチフライなど揚げ物に向く
きたひめ、さやか加工特化・業務用中心

デンプン原料用

品種用途
コナフブキ片栗粉、はるさめ、水産練り製品
コナヒメ、コナユタカ同上(北海道限定生産)

ジャガイモの保管方法と注意点

美味しさと安全を保つために、保管方法にもコツがあります。

  • 理想の保存温度:5℃前後
  • 湿度:85%前後
  • 保存場所:暗所(冷暗所)がおすすめ(冷蔵庫は低温障害の恐れ)
  • リンゴと一緒に保存すると芽が出にくい(エチレン効果)

ジャガイモの保存期間は?

  • 3か月以内に使い切るのがベスト。
  • それ以上経過すると芽が出たり風味が劣化していきます。

おすすめのジャガイモ料理

  • カレーや肉じゃが(メークイン)
  • ポテトサラダ(男爵・キタアカリ)
  • フライドポテト(ホッカイコガネ)
  • じゃがバター・じゃがいもグラタン

品種を意識すると、普段の料理がワンランクアップします。


まとめ

ジャガイモは、栄養価も高く色々な料理に使える最強食材です。
一方で、毒性や保存の注意点もあるため、正しい知識を持って扱いましょう。

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